以前はタブーとさえされていた女性のマスターベーション(オナニー)。今となれば当たり前のことですが、女性だってマスターベーションをします。
自慰行為はなにも男性だけのものではありません。ヒト以外の動物のメスも、クリトリスを刺激する事で、マスターベーションをするそうです。
とはいうものの、女性より男性の方がオナニーに対する罪悪感が強いのも確か。
女性の方が、性欲も少なく、そういうことをするのは淫乱で特別な女性だという意識が何処かにあるからだとも言われています。
ですが、もちろん、女性にとってもマスターベーションをする事は決して悪いことではありません。
酸性度が高くなり細菌の侵入を防ぐ
女性の膣内は細菌などの侵入を防ぐため、いつも酸性に保たれています。
マスターベーションをする事で、快感を感じたり、オーガズムに達したりします。すると、子宮頸管から粘液が分泌され、より膣内の酸性度を高くする事が出来ます。
と同時に、膣壁から分泌される愛液によって、膣内を洗浄することにもなるのです。
更年期後にも良い
女性のマスターベーションは更年期後にも良い影響があると言われています。
女性ホルモンの分泌を促すので、健康にも良いからです。
女性ホルモンのエストロゲンは、健康にとって重要な役割をしていて、セックスでキレイになる、とか、健康になるというのも頷けるのです。
事実、エストロゲンには、寿命を伸ばしたり、肌をキレイにするという作用があります。
健康チェックが出来る
女性は男性と違い、性器が隠れているため、自分で性器を直接見る機会があまりありません。
マスターベーションによって、自分の身体や性器に触れることで、健康チェックが出来るますし、乳房に触れることで乳ガンの早期発見にも繋がります。
自分の性感帯を知る
女性のマスターベーションとオーガズムには密接な関係があると言われています。
セックスではなかなかオーガズムを得ることが出来ない女性でも、マスターベーションならオーガズムに達する事が出来る場合が多いようです。
自分の性感帯を知ることは、満足の行くエッチをする上でも大切だと思います。
また、ひとりエッチは精神的なストレスや欲求不満の解消にもつながると言われています。
- ひとりエッチはオーガズムに達しやすい
- ひとりエッチでイクと、膣内の酸性度が高くなり、細菌の侵入を防ぐことが出来る
- 自分の身体を知ることが出来る(性器を見たり触ったりして)
- 女性ホルモンの分泌を促し、女性として美しく健康になる
- 自分の性感帯を知る事が出来る!
アラフォーになった今でもたまに、ひとりエッチすることがあります。
オナニーって以前は確かに罪悪感と言うか、『自分ってちょっとヘンタイ?!』くらいに考えてしまっていたこともありました。
でも、こうやって専門の書籍で読むと、『確かに!』とうなずける事が多々あって、ひとりエッチに対しても肯定的に捉えられるようになると思います。
人間の三大欲求、【食欲】【性欲】【睡眠欲】の一つである【性欲】。
そんな性欲に対して変な偏見は捨てて、素直に向き合って行くことが自分の人生をより良いものにしていくといっても過言ではありませんね。
参考:
みんなが知りたい男と女のカラダの秘密 セックスレスは問題なのか?脳にも性別がある? サイエンス・アイ新書/野口哲典【著】