出来るだけスタッフと会いたくない
出来るだけスタッフと会いたくない
ラブホを利用するカップルなら、きっと誰もが思うと思います。
『ラブホに入ってから出るまで出来るだけ誰とも会いたくない』と。。。
もちろん私達もいつもそう思ってます。
そういう意味でも私達は好んで【一部屋一駐車場の郊外型ラブホ】を利用しています。
でも、こんな時はラブホスタッフの方と合ってしまいます。
私達は過去、こんな事がありました。
ルームサービス
ある日、私達はずっと気になっていたとある地方のラブホに出向き、ルームサービスを頼んだ時の事でした。
ちなみに私達が一番お世話になっているラブホのルームサービスは、こんな形式です。
左の扉がお部屋、奥の扉がスタッフ用、右側の壁に精算機(見えないケド)、そして中央の大きなトレーがルームサービスの品物置き場です。
フロントに注文を入れて準備が出来ると、スタッフがスタッフ用扉から注文品をトレーの上に置きます。
そして、扉を締めてからお部屋に聞こえるピンポンを押してくれます。
なので、スタッフさんと顔を合わせる事が無いのです。
確か食事を注文した時だったと思います。
しばらくしてから『ピンポーン』と。
私はバスローブを着て扉を開けると・・・
そこには、とびっきりの笑顔で私と目を合わせ、『お待たせしました-!』とトレーを持ったお姉さんが立っていました。
しかもそこそこ可愛い・・・。
この時の私の気持ち・・・、察して下さい(*^^*)
恥ずかしいというか何というか。。。
まあ、扉を開けたら胡散臭いおじさんよりは良いのかも知れないけど、どうなんでしょうね。
ニコニコ笑顔で『お待たせしましたー!』は。
うまく言えませんが、出来れば、ちょっとおとなし目のパットしない系女性で、しかも物静かに目も合わせず下向きかげんで『お待たせしました。』くらいな感じがラブホには丁度良いのかと思いましたね。
精算機の故障で約1時間閉じ込められて・・・
この日は夜の時間帯にラブホに行きました。
夜も遅くなり、そろそろ帰ろうと言うことになり、帰る準備をして精算機でチェックアウトをしていた時でした。
急に精算機が動かなくなってしまいました。
しばらく待ってみても状況は変わりそうもなかったので、フロントに電話。
『チェックして修正します。』との事で、遠隔で操作をしているようでした。
しかし、目の前の精算機は全く動く気配がありません。
そんなこんなで30分は経ってしまっていたと思い、再度フロントへ電話。
フロントでは『もう少しお待ち下さい。』と今度は少々慌てているようにも感じました。
とは言え、こちらも早急にでも帰りたい。。。
パートナーも段々落ち着かなくなっているのが分かりました。
それから更に30分は過ぎたかと思います。
もういい加減限度の時間だと思い、私はまたフロントに電話をしました。
『お金は直接お支払いしますので、従業員通路から出させてもらって良いですか?』
『本当に申し訳ございません。分かりました。今伺います。』
そう言ってフロントの方がルームサービスの扉から出てきました。
そのフロントの方は最初の謝罪時のみ目を合わせましたがその後は一度も私達と目を合わすことはありませんでした。
私達はその場でお金を払い、フロントの方と一緒にルームサービスの扉から従業員通路へ。
外とびらに着くまで2、3名のスタッフさんがいましたが、どの方も皆、私達と目を合わす事なくそれぞれの作業をされていました。
そんなこんなでやっとの事で【シャバ】へ!
私達はお互い安堵の気持ちと共に、早急に家路へ向かいました。
この時お互い、ラブホの悪口や不満は一言も出ませんでした。
それどころか何も無かったかのようにいつもと同じように雑談しながら帰りました。
不満が全く無かった訳ではないだろうに、後日何かのタイミングでその事をパートナーに聞いてみました。
『正直、ちょっとイライラしたよ。だけどあなたが強く言う事も無く冷静にフロントと電話しているのを見て、イライラしてもしょうがないよね。。。って思って。』
と言っていました。
私も正直少なからずイライラの気持ちはありましたが、そこで感情をぶつけてしまうとせっかくのそれまでの素敵な時間が台無しになってしまうと考えたら不思議とそんな気持ちは無くなって冷静に話す事が出来たんですね。
やっぱりあまり目は合わせて欲しくない…かな
この、ラブホ閉じ込められ事件(?)の時のスタッフさんの対応は私はとても満足でした。
必要な時だけ目を合わせ、特に必要ではない時は『あえて』目を外す…コレかなと!
ただでさえ、人目を気にしている訳ありカップルにはこう言った対応が出来るラブホは即リピート候補になりますね!